パテック フィリップ カラトラバ トロピカル Ref.2526 イエローゴールド 1955年 第2.5世代【中古】【アンティーク】【メンズ】
商品について メーカー パテック フィリップ モデル カラトラバ トロピカル Ref.2526 イエローゴールド 1955年 第2.5世代 ムーブメント 自動巻 Cal.12-600 ケース YG 35mm ブレスレット ストラップ カシス製アリゲーターストラップ※三色の中から1つお選び頂けます。
YG製カラトラバピンバックルは別売りです。
【未使用】 付属品 アーカイブ 状態 A 一部傷あり(磨きで取れる)【内部機械・精度確認済み】 コメント パテック フィリップ カラトラバ トロピカル Ref.2526はコレクターの中で1つの目標であり、クラシックでシンプルな時計の最高傑作です。
1953年から1960年位までに製造がされ、その期間の中で4つの世代に分類されています。
第1世代は3ピース構造のケースを採用し、ベゼルがケースの端まで広がっています。
第2世代から2ピース構造になり厚みとボリューム感が増しました。
第3世代になるとダイアルのアワーマーカーは穴を空けて植字するタイプから貼付けになり、第4世代になるとCal.12-600ATからCal.27-460に変わりました。
素材はイエローゴールドが約2300個、ローズゴールドが約370個、ホワイトゴールドが約30個、プラチナが約50個の合計2750個ほど製造されたと言われています。
また、ブレスレットとストラップのモデルが有り、アーカイブに記載されます。
そして、トロピカルのブレスレットにはいくつか種類があります。
ブレスレットのモデルは当時の資料ではクロノグラフのRe.130の約2倍の販売価格で売られていました。
こちらの個体は第2世代(1953年から1955年位まで)のイエローゴールドのモデルです。
ダイアルは陶器製のグリーンが入ったアイボリー色で、レターやミニッツマーカーが厚めのオリジナルです。
インデックスは足つきになります。
通常ならアワーマーカーを植字する前に、ダイアルに穴を空けて釉薬を固着させるエクボエクボダイアルになります。
しかし、こちらはエクボはありません。
おそらくダイアルに釉薬を固着させたあとに穴を空けた珍しいダイアルだと思います。
釉薬を固着させた後に穴を空けるのは破損のリスクが高く、その後貼つけのインデックスに変更されたのではないでしょうか?1955年はちょうど変換期になるので、その事実を知る上でたいへん貴重な資料と言えます。
裏蓋には「G.G.BLAISDELL BRADFORD PA.」と刻印されています。
この人物はジッポーライターの創業者のジョージ・グラント・ブレイズデル(1895-1978)で、60歳の記念に自分で購入したものだと思います。
※プレゼントの場合、多くは記念日が入ります。
ブレイズデルは誠実にものづくりをすれば成功は後から付いてくるといった信念を持っており、世界で初めて永久無償修理制度を採用した起業家です。
成功した後も決して驕り高ぶることなく、ペンシルバニア州ブラッドフォードの町、従業員、家族を終生愛し続けたと言われています。
起業家として忘れてはいけない何かを思い出させてくれるドラマがそこにはあります。
こちらの個体は何度か磨かれていますがエッジも綺麗でラグのアールも大きいです。
ダイアルもきれいで、ケースの色味のバランスが良く、リューズも当時のオリジナルでPPマークが入っています。
このようなドラマのある時計は珍しくオークションでも高値がつきます。
ものづくりの信念を忘れないよう、起業家のお客様にお勧めする個体です。
こちらはオーバーホール後のお渡しになります。
※約6週間掛かります。
PATEK PHILLIPPE CALATORABA TROPICAL Ref.2526 YG Ca.1955 2.5 GENERATION
楽天で購入7,980,000円(税込み)